» 北欧風に仕上げるラグのコーディネート術 vol.1

北欧風に仕上げるラグのコーディネート術 vol.1

情報サイトAll Aboutのインテリアショップガイドで、新聞や雑誌のインテリアや暮らしに関するライターとしても活躍中のくろだあきこさん。インテリアコーディネーターでもある彼女にゴットランドシープスキンを使って北欧風に仕上げるお部屋のコーディネート術を、本日より3回にわたってご紹介いただきます。
既にラグをご購入の方にも、ご購入を検討中の方にも役立つお話をお届けします。お楽しみに!

Vol.1

面白い素材があるよ、と知り合いの編集者から聞いたのは昨年の春のこと。スウェーデンのゴットランド島に生息する固有種の羊・ゴットランドシープの毛皮のことでした。

「巻き毛が特長で、その光沢はシルクのよう」
「一生モノで使えるくらい丈夫なのに、お手入れは簡単」
「冬はすこぶる暖かく、夏は涼しい」

ふむふむ、それは面白そう。

「夏は涼しい」という話は俄かに信じられなかったのですが、その後、そのシープスキンを使った「ゴットランドデザイン」のサシェを手にしたのは夏に入った頃で、長い巻き毛はサラサラとしていて、確かに涼しげ! これならオールシーズン使えそう!

3colors1_600x350

それまで、羊の毛皮はモコモコしているのが普通の冬のアイテムと思っていた私は、そのイメージを覆すシルキーな巻き毛の艶と柔らかさに、すっかり魅了されてしまったのです。というわけで、今回、ゴットランドデザインのアイテムをもっと詳しくご紹介することになりました。

closeup1_web

毛皮のラグと聞くと大きなサイズのものをイメージされるかもしれませんが、ゴットランドデザインのシープスキンは、ラグ初心者にも扱いやすい小さめサイズ。スウェーデンではどういうふうに使われているかというと、例えば下の写真のように、メインのラグにプラスして、複数のシープスキンをインテリアのアクセントとして取り入れる例があります。

ph2

個人的に気に入っているのは、下の写真の事例です。ひとり1枚のラグで自分のスペースを作るという使い方。写真は幼稚園での使用例ですが、フローリングのリビングで家族それぞれが自由に過ごすときなんかに良さそうです。ちなみに、スウェーデンでは家の中では靴を脱ぎますから、暮らし方は日本と似ているんです。

elem_600

そして、下の写真もスウェーデンでの使用例。暖炉とラグ! 憧れですね。ラグは、床に敷くのはもちろん、小さめサイズなのでソファやチェアに掛けて使うのも一般的だとか。黒のソファと濃いめのシープスキンの組み合わせは、男性好みのシンプルシック。

ph4

ゴットランド島のとあるカフェでは、お客さんが自由に使えるように、ゴットランドデザインのラグが積み重ねてあるそうです。みんな、そのラグを自分の席まで持っていき、椅子に敷いたり背もたれに掛けたりして、本を読んだり、お喋りしたり。くつろぎの時間を過ごすには、このラグが欠かせないものとなっているようですね。そんなカフェが日本にもあったら、ぜひとも行ってみたい……!

ph5

上の左の写真は、そのカフェの冬のコーディネートです。毛皮をテーブルの上に、という個性的なスタイリングは、柔らかで扱いやすいサイズのシープスキンだからこそ。どんな使い方ができるか、頭を柔軟にして考えるのも楽しいですよ。

ところで、ゴットランドデザインのラグは基本的にグレーなのですが、個体差があるので、濃いめのグレーからホワイトに近いものまで、様々な色調があります。次回は、このグレーをインテリアに取り入れる際のポイントをご紹介します。

Vol.2はこちら